「声の力」を伝えるVoice(ボイスケ)

  Voice(ボイスケ)。一度聞いたら忘れられないユニークな、どこかの男の子みたいな名前だが、これは朗読家の飯島晶子氏が代表を務める会社名だ。秀逸なネーミングである。
 VoiceKは、誰もができる「朗読」を通して、深い呼吸法を理解し、想像力や空想力を養い、脳の働きを活発化させ、心と身体の真の健康を取り戻すことを目的として、朗読会・ワークショップの実施、CD・インターネットでの朗読の提供を行っている。
 近年、音読が脳によい刺激を与えることが広く認知されたたため、教育に積極的に取込まれたり、認知症の予防として注目されたり、俳優の間で小説や戯曲のリーディングが流行するなど、朗読をめぐる動きはとても賑やかだ。その影響もあってか、VoiceKは2005年から会社組織化した。ただ、前身は1954年まで遡るというのだから、その活動は筋金入りだ。
 事業内容としては、朗読空間の企画・制作、CD・DVDのソフト制作、ナレーター・朗読者の派遣 、朗読・ナレーター教室の開催、ヴォイストレーニング教室の運営など幅広い。
  コンピュータによる音声合成が可能になり、広く使われる今の時代、ぬくもりのある肉声、そしてその癒しの力、人の心を動かす力は、貴重なものとして認められつつある。声・朗読を介してコミュニケーションの空間作りも図るVoiceKの活動に注目していきたい。

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