日本の演劇界を変えたネルケプランニング
『ネルケ』という言葉は、ドイツ語で“小さな花が集まって、ひとつになっている花”という意味。小さな才能や小さな夢でも、集まってみんなでつくりあげれば、大きな感動を生み出すことができる……株式会社ネルケプランニングは、そうした思いを形にしたいと、1994年、東京・中目黒で誕生した。
ネルケプランニングは、舞台制作を中心に小劇場で公演活動を続ける小劇団の制作事務を引き受け、円滑な公演の実施を提供している。制作予算管理、チケッティング、宣伝、稽古場手配など、学生演劇出身の多くの小劇団が苦手ないわゆる「制作」をプロの独立した事業として昇華させたのだ。
演劇とビジネスは、日本では親和性が低い。もっと率直に言うと儲からない。しかし、ネルケプランニングは斬新な戦略でことごとく立ち塞がる課題をクリア。東宝・松竹・劇団四季のような大手制作会社の領域に、小劇場系の演劇のプロデュースによって切り込み、成功させた。
エンターテインメント溢れる作品から芸術性豊かな作品まで様々なジャンルのプロデュース公演を企画しているが、中でもアニメを原作にしたミュージカルの数々は異例の大ヒットを連発し、熱烈な若いファンを獲得。日本に新たな演劇文化を確立させた功績は大きい。