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「夢ふぉと」の注目企画【明治の人】

 株式会社「夢ふぉと」の代表・林さゆり氏がこの会社を始めたきっかけは、祖母の思い出をカタチにして残しておきたいと思ったことからだと言う。「本屋さんにおばあちゃんの本があればいいのに……」と思った林氏は最初は一人で「1冊でも作れるあなたの想い出写真集作り」という仕事を始め、それが好評を得て「夢ふぉと」に発展した。
 その思いから派生して、最近、夢ふぉとではウェブサイト上で【明治の人】という企画を始めた。「明治生まれ」という世代は、当然だが日本にしか存在しない。現在、明治生まれの人は最年少であっても95歳を越えている。人間の寿命を考えた場合、あと20年も経てば、
明治生まれの人はほとんどこの世の中にいなくなるだろう。人生の大先輩であることはもとより、日本が今のような、豊かな近代国家に発展する過程を目の当たりにしてきた世代に話を聞き、「歴史」「人生」「経験」「教え」等を残したいという想いから無報酬の事業として展開している。掲載した個々の記事は、いずれ一冊の本にまとめるということで、社会的意義も高く、ここにも注目が集まっている。

「夢ふぉと」のセンチメンタルバリュー

 「センチメンタルバリュー」という言葉に初めて出会った。大阪のアルバム企画・制作・販売会社「夢ふぉと」は、その企業理念として「人それぞれの思い出の価値の高い感動商品を開発・提供しお客様の幸せの向上に貢献する」と謳っている。この思い出の価値というのが 「センチメンタルバリュー」というわけだ。今現在、そして今後20~30年の時代を考えた場合、時代に相応しい価値と言えるかも知れない。
 夢ふぉとが創業10年余りのベンチャー企業でありながら、幼稚園や保育園の卒園アルバム、学校の卒業アルバムなどに関して多大なシェアを獲得するに至ったのも、そうした時代のニーズを掘り起こし、創り出したことが大きい。保護者や教員のクチコミ力の賜物だ。インターネットの発達も強力な追い風になった。大手のDTP会社などにとって旨みが少なく、片手間仕事にせざるを得ないこれらのマーケットを貴重なニッチ市場と捉えて開拓したことが成功の要因になったのだ。そこには代表の林さゆり氏の慧眼があったことは言うまでもない。

思い出づくりの「夢ふぉと」

 人は誰もが皆、一人ひとり違う素晴らしい「思い出」「人生」という財産を持っている。この財産はお金でけっして買うことのできない価値のある宝物だ。愛情、友情、思いやり、感動、絆、縁……それらのすべてが思い出の中にあるはずなのだが、意外にもそれに気づいていない人が多い。
 大阪のアルバム企画・制作・販売会社「夢ふぉと」は、人々がその価値の大きさを発見できる機会やツールを作りたい。それによって、人の喜びや幸せに貢献したい……そんな思いを胸にビジネスを行なっている。
 一口にアルバムと言っても、卒園アルバム・卒業アルバム、社会人の思い出アルバム、記念誌、社史、自分史、ギフトアルバムなど、その対象・フィールドは幅広い。また、これらに関連する仕事として、ブック型タイムカプセル販売、各種印刷物のデザイン制作なども行なっている。
 「人それぞれの思い出」に新しい価値をみいだすパイオニアで在り続けること、そして「思い出づくり」の世界ブランドになること……代表取締役の林さゆり氏は「夢ふぉと」の夢をそんなふうに語っている。